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【有村架純、金髪ギャルを熱演】映画『ビリギャル』ネタバレなし感想・考察~ビリが慶應義塾大学の合格を手に入れるまでの物語!

2020年11月28日

今回は、国民的女優有村架純が金髪ギャルに扮した映画『ビリギャル』(公開2015年)。

「学年ビリのギャルが1年半で偏差値を40あげて慶應大学に現役合格した話」というベストセラー本を映画化した作品です。

実話ということもあって、話題になりましたね。

興味がある人

映画『ビリギャル』について教えて。
ビリギャル受験での成功体験記みたいなのだよね~
一時期すごい話題になったけど、ストーリーがある程度よめちゃうから、観るか迷うわ~

結果を知っていたとしても感動できるところがこの映画のすごいところ。
総じてよく出来てる作品だと思うよ。前向きになれるしね。

モモセ
興味がある人

へー、そうなんだ。
受験生とかは励みになりそうだけど・・・

学生、先生、受験生を持つ親だけでなく、どんな人が見ても楽しめて感動できる内容になっているから大丈夫。
家族との絆先生との絆友達との絆とかもしっかり描いてあるよ。

モモセ
わかった人

そういうなら、観てみようかな。
みどころなんかをもっと知りたいなぁ

まだ観てない人にも読んでもらいたく、私なりの視点になりますが、つづってみたいと思います。

 

映画『ビリギャル』の作品情報

1、あらすじ

名古屋の女子高に通う主人公のさやか(有村架純)は、遊び呆けて偏差値30の学年ビリという成績。ある事件をきっかけに母はさやかに塾に通うことをすすめる。その個人塾で教師の坪田(伊藤淳史)運命の出会いを果たす。金髪パーマ、厚化粧、超のつく短いスカートのさやかに初対面での坪田は面食らう。が、さやかの天真爛漫で物おじせず素直な性格に気づき慶應大学への合格に向けて一緒に頑張っていこうと提案。その提案どおり、さやかの大学受験に向けての戦いが始まったのだが・・・

2、予告動画

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映画『ビリギャル』のネタバレなし感想

出典:(C)2015 映画「ビリギャル」製作委員会

1、ギャル有村架純を堪能できる!

主演が有村架純ちゃんと知ったときから、どんな感じのギャルに変身するのか楽しみでありました。

実際観てみると、自然な感じで違和感なかったです。さすがです。

ただ、一般的なギャルとは一線を画しているようには思いました。ケバくて、アホっぽい感じではなかったですね。

彼女自身も、”「“ギャル”という役柄が果たして自分にできるのか、とお話をいただいたときは驚いたのです が、実際に原作や台本を読ませていただくと“ギャル”という言葉のイメージとは異なってとても 素直で一途な女の子だったので、やらせていただくのが楽しみになりました」”とコメントしています。

ギャルといっても、芯がしっかりして、物事の分別をつけることができる賢い子です。

先生にでも食って掛かることのできる根性正義感、友達や母思いの優しさ、先生のアドバイスをきちんと聞いて実践する素直さなど持ち合わせてる素敵な女の子

そういった人間的魅力が、どこか架純ちゃんと通じるものがあったのでしっくりきたのではないかと思います。

架純ちゃんは、清純派のイメージがあるのでギャルとはかけ離れた印象でしたから、この役は、女優として飛躍できるチャンスだったと思われます。そして、現実飛躍しましたね!

彼女の代表作になったことは間違いないですね。

2、総じてすごい!全てのことが詰まっている作品!

この映画のすごいところは、受験に向けて一生懸命頑張るさやかを軸に、周りにいる先生家族友達の心情についてもしっかり描かれているところだと思います。

普通の二時間ほどの映画の中で、これだけ全てのことを詰め込んでしまうと、いったいいいたいことが何なのかわからなくなってしまい、もっと一つのことに絞ったらいいのにと思ってしまうでしょう。

しかし、本作品は、違います

周りの人たちとの関わりの中で彼女の合格に向けての成長過程が見られるということで、一本筋というか話のがしっかりしています。

わたしの中でのこの作品は、種子からを出してになって桜の花が咲いたイメージ。

種子全部が木になるわけではなく、日当たりよく、栄養が足りている場合にだけが大きく育ち、やがてが咲きます。

塾をすすめる母あーちゃん(吉田羊)の愛情や慶應を目指そうと言ってくれた坪田先生の熱意が受験のきっかけ・・・種子

きっかけを与えてもらったことでやる気がでてきて受験を決意するさやかの意思・・・

金銭面、精神面、勉強面、時間面のみんなからのサポート・・・日当たり栄養

みんなのサポートを十分に受けて育つさやかの一途な意思・・・芽が育ち木へと生長

紆余曲折はあったもののやっと手にした合格・・・サクラの花

きれいですね!

受験サクセスストーリーならではといえるかもしれませんが、それでも上手く描かれているなぁと感心しました。

映画『ビリギャル』考察

JFDB - ビリギャル~学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話
出典:(C)2015 映画「ビリギャル」製作委員会

1、主人公さやかが教えてくれたこと

主人公さやかは、念願かなって慶應大学に合格できたわけですが、その過程おいて彼女を見習いたいと思う部分がたくさんありました。その中でも特にわたしが大事だなっと思うことをふたつあげてみました。

まず”素直さ”です。

さやかの素直さは、特に坪田先生のいろんな教えを乞う場面で観ることができました。

分からなくてあっけらかんと「分からない」「知らない」といえる。

先生に言われた通り、罰ゲームにも従う。

なかなかできそうでできないことのように思います。

こういう素直さは、環境親の育て方からくるところが大きいのかもしれませんが、意識的に実践できることではあると思います。

わたし自身は、勉強に関して、人に絶対聞けないタイプでしたし、質問しようとしても勇気がでなくてもそのままにしていたことがよくありました。わからないことが恥ずかしいという意識が強かったんですね。大人になって、だいぶん改善したとは思いますが、なんだか損した性格、かわいくなかったなぁとつくづく感じています。

人生においてプライド高い性格は、時にをすると思います。

さやかを観ると、根付いたプライドを少しでも取っ払いたいと思えるはずです。

さらに、”意思の力”です。

さやかは、いったん決めたことを変えたりすることはありませんでした。成績が思うように伸びず、やけになって志望校を落とすことを考える場面もありましたが、志望校を落とさず、早くに立ち直って勉強を再開します。

友達とごはんを食べているときも、カラオケに行ったときも一人だけ勉強していました。それも、上手くみんなとコミュニケーションとりながら・・・

弟のお祝いムードであったときに、自分は負けまいと自分の部屋に行き、勉強を始めました。父親に全く期待されていないことが逆境となってより打ち勝ちたいという意思の力が働いたのでしょう。

学校でもみんなの前で堂々と慶應大学に合格することを宣言しました。先生や周りのみんなに冷ややかな目で見られようとも揺るがない思いが感じ取れます。

絶対にやり遂げてやるという意思の力は、不可能を可能にする力があると思います。

そういったさやかの強さが、たくさんの人の心を揺さぶるのでしょうね。

日常において、ちょっとくらい、一日くらい・・とつい甘えがでてしまうことがあります。

節約にしろ、ダイエットにしろ、ブログの記事更新にしろ・・・

こういう意思の弱さを戒めるいい機会になる作品でもありますね。

2、母親あーちゃんをみて感じたこと

母親あーちゃんの存在は大きかったですね。

あーちゃんは、どこまでもさやかの味方で、さやかのことを信じている

さやかを守るために、夫や学校の先生に立ち向かうあーちゃんはたくましく、まさしく母の鏡のような人でした。

さやか一家は、父親徹が息子だけを溺愛するという偏ったお世辞にも出来た父親ではなかった分、あーちゃんがしっかりしないといけないという気持ちが強かったかもしれませんが・・・

ただ、母親とその子どもの関係というのは難しいものがあると思います。

わたし事にはなりますが、小学生のころ、ランドセルに入れていた5000円札が盗まれた時も、借りていた図書の本が席を外したすきになくなっていた時も、母親はどこまでもわたしを責めました。「あんたがたよんないからやわ。しっかりしないから盗まれるのよ。」と。子ども心に、いつも自分がたよりないことが何よりもいけないことであると思っていました。

一方、わたしが学生時代に教えていた小学1年生の男の子の母親は、先生であるわたしを責めました。わたしは、その子が授業中にうるさかったのでポンッと頭を軽くたたきました。そのことを、「先生に、どつかれた」と子どもが言った言葉を鵜呑みにした母親が「警察を呼ぶぞ」とわたしを脅してきたのです。母親はどこまでも息子を信じていました

どこまでも厳しい親も、どこまでも信じている親も、理想の母親像とはいえないのではないかとつくづく思います。

教え子であるその男の子が、その後どういった男性に成長したかは知りませんが、少なくとも偏った考えのもとでの育て方は、子どもの芽を摘むことになりあまりいいとはいえないなぁと感じています。

本作のあーちゃんは、作品を観る限りにおいては、とても出来た母親にわたしは見えました。

3、坪田先生が教えてくれたこと

坪田先生との出会いがさやかの運命を変えたといっても過言ではありません。さやかにとって、坪田先生は恩人でしょうね。

名言もたくさんありましたし、こちらも先生の鏡のような人でした。

坪田先生がさやかや他の生徒に教えるシーンがでてきますが、本当に参考になりますね。

個別塾ならではの生徒それぞれに合わせての指導法と坪田先生ならではの教え方がうまく組み合わさって素晴らしい実績を生んだんだと思います。

現状を把握し・・・
その子に合わせたメニューを用意し・・・
たとえできていなくてもいいところを探し、「すごいね!」「なるほど」と理解共感をしめし・・・(さやかの場合だが)
過剰なぐらいほめて・・・(これも、さやかの場合だが)
本人が謙遜したら、別の視点でほめて・・・
親しみやすい具体例をあげたりしながら・・・
とにかく前向き
とにかく生徒に興味をもって
とにかく一生懸命
とにかく味方になって


正直、塾でここまで面倒をみてくれるところは少ないのではないでしょうか。それにこれだけ見てもらえるとなると金銭面が相当負担になるでしょうし。

そういう意味で正直さやかさんはラッキーだったと思いますが、さやかさんの素直さ努力やる気などがなければなしえなかったといえます。

なので、いい先生に巡り合えたから結果をだすはずだという甘い考えは改めなければなりませんね。

家庭においての教育などにも生かすことのできる坪田先生の教育法はとても参考になると思います。

4、『ビリギャル』の裏とは?ワケとは?

映画自体はとてもいいのですが、この『ビリギャル』には裏があるという見方を多く目にします。

どういうことかというと、実際には、本当の下剋上受験ではなかったのではないかということです。

結論からいうと、本当の意味下剋上受験(底辺から最上位)ではないとわたしも思っています。

というわけで裏があります。具体的には・・・

わたしの中で、裏を根拠づける事実は大きく3つあると思っています。

まず一つ目は、環境です。

いい先生に出会えたこと、金銭面で援助してくれる親がいたこと、母親や友人たちの理解があったこと・・・恵まれた環境は、受験では大きなアドバンテージになるので、プラスに働いたことは間違いないですね。

二つ目には、もともとの地頭や勉強の素質です。

さやかは中学受験を経験していました。中学受験は経験している人ならわかりますが、中学で習う勉強よりもある意味難しく考える力がないと
解けない問題が多いです。中学受験とひと口にいっても無試験のようなところもあるので何ともいえませんが・・・

さらに、さやかは、小論文のような記述式形式の問題、文章を書くことに対して苦手意識があまりなかったように思います。自分の意見をずばりと主張できる地頭の良さや中学受験を経験していることが影響しているのかもしれません。

三つ目には、教科を絞った私立受験であったことです。

実際、英語・小論文・歴史の勉強に絞っていました戦い方がものをいう受験。正しい戦略で手を打ったといえばそれまでですが。

以上のような、裏があったことは否めないでしょうが、頑張ることの大切さを教えてくれる本作品に裏とか関係ありません

現に、坪田先生が実際のさやかさんのことを小説にした意味とはなんだったんでしょうか。

何も勉強が全然できなかった女の子が慶應に受かったことだけを伝えたかったのではないと思います。

さやかさん自身の人間性に魅かれたから、そこを伝えたかったのもあるのではないでしょうか。

まとめ

本作品は、受験生視点、親視点、先生視点・・・大きくみて人視点でみれる作品です。

要は、誰がみても感動させられたり、応援したくなったり、ドキドキしたりする作品だと思います。

観て損なしです!

さやかが合格を口にした瞬間のこみあげてくる感動を味わってみませんか?

 

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