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【金メダルまでの実話】映画『ギャビー・ダグラス ストーリー』感想

2021年1月5日

今回は、伝記映画『ギャビー・ダグラス ストーリー』(2014年米公開)。

ロンドン五輪で女子体操個人総合で黒人で初めて金メダルを獲得し、団体・個人総合でダブルで金メダルを手にした史上初のアメリカ人選手となったギャビー・ダグラス選手の幼少期から栄光を手にするまでのストーリー。

興味がある人

夢に向かって頑張る人へのエールになる作品が観てみたいなぁ

それなら、『ギャビー・ダグラス ストーリー』はどうかな?
温かかった・・・感動的だった・・・
逆境がある中で夢に向かっていく人に特に胸打つ作品だよ~
あと、家族愛が素敵だったなぁ

モモセ
興味がある人

普通の人では太刀打ちできないオリンピックを制した人の話だから、説得力あるよね~
夢をかなえる人のお手本になる人だと思うし・・・

そうだね~
どんなに才能がある人にでも、挫折はあるだろうし、見えないところで努力をしているよね。

モモセ
わかった人

よし、観てみよう!
その前に、みどころなんかを教えてほしいなぁ

まだ観てない人にも読んでもらいたく、私なりの視点になりますが、つづってみたいと思います。

映画『ギャビー・ダグラス ストーリー』の作品情報

あらすじ

1995年12月31日、アメリカバージニア州ニューポートニューズでギャビーダグラスは生まれた。

彼女の運動神経の良さは幼少期から誰の目から見ても明らかだった。

貧しい生活の中で、母や兄姉のサポートもあり、彼女は体操スクールに足しげく通うようになった。

周りの期待通り、彼女はみるみる頭角を現した。

ある日、アメリカのトップクラスの選手の育成にあたっている中国出身のコーチが彼女の通う体操スクールにイベントのためにやって来た。

イベントの中でそのコーチの指導を受けつつ彼女は技を披露。

彼女はコーチの信念や指導に痛く感銘を受けたのだった。

一方のコーチも、彼女の類まれなる才能に惚れていた。

彼女は、コーチの指導の拠点であるアイオワに移り住もうと母親に懇願するのだが・・・

映画『ギャビー・ダグラス ストーリー』の感想

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本人では!?と思わせるクオリティーの高い体操シーン

本作品の一番のみどころは、ドキュメンタリーかのような体操シーンでしょう。

コーチの指導のもとで真摯に練習する姿、緊張感と臨場感が漂うオリンピックに出場できるかがかかった試合での姿、リアリティーがあまりにもあり、見入ってしまいました。

実際のオリンピックのシーンが少し映し出されたのですが、同一人物のようでびっくりでした。すごい!

まだ体操始めたか始めないかの頃、お家の中を天真爛漫に体をくねくねさせていた子が、成長し、オリンピックの舞台に立っている姿を観て、なぜか誇らしい気持ちになったのは私だけでしょうか。

ずっとこの子に寄り添っていたんだという親心みたいなのが芽生えたんでしょうかね。

ジュニア期からシニア期に流れていくところも自然で違和感なかったことにもよるでしょうね。

体操シーン以外でも、家族のもとを離れるシーンは印象深いです。

家族と一緒にいたい・・・頑張ってオリンピックで金メダルをとりたいという思いが交錯する中での別れのシーン。

希望の中に不安が入り混じっている複雑な心情が画面越しにも伝わってきて、頑張れ〜!と応援せずにはいられませんでした。

成功するまでに欠かせない要素が詰まりに詰まったストーリー!

サクセスストーリーの王道ってまさにこの作品のことをいうんでしょうね。

でも、実話に基づいているというから驚きです・・・本当にすべてのことが事実だとしたら、出来すぎです。

類まれなる才能と不断の努力と恵まれた環境とその全てがそろっていないとなかなかオリンピックで頂点に立つことは出来ないと思います。

ギャビーももちろんそろっていました。

持って生まれた身体能力に加え、自信を裏付ける努力、どんなときも応援してくれる家族、指導するのに長けている素晴らしいコーチ、そろっていました。

ギャビーの場合、それだけでなくストーリーに肉付けできる逆境挫折プレッシャーがあり、その部分も比較的に丁寧に描かれていたと思います。

逆境としては、黒人であること、貧乏で母子家庭であること、母親が病気であったこと・・・
挫折としては、オリンピックの出場が迫りくる中でのケガ・・・成績不振・・・
プレッシャーとしては、オリンピックを目標に掲げて進んでいき周りからの期待がかかる中で結果を残さなければならないという重圧・過酷さ・・・

で、一番の肝は、彼女が金メダルをとったという揺るがない事実。

絵に描いたようなサクセスストーリーを凝縮させた脚本!

順風満帆にはいかない人生の中での栄光が描けるからこそ、観る者を惹きつけてやまないのでしょうね。

家族愛の裏にもドラマがある!?

本作品は親子愛だけでなく、兄弟愛も描かれていました。

貧乏な暮しの中で、兄や姉たちは自分たちの夢を諦めギャビーに全てを託します。

嫉妬の粋を超えるほどの才能であった妹だからこそできたことなのかもしれませんが、なんだか切ないですね。

兄弟間でのこうした差異が、後に亀裂を生んでしまう場合もあると耳にしたことがあります。

みんな一人一人自分の人生があります。

だからこそ、一時期スポットライトがあたらない兄弟たちの人生にも興味があります。どのような心持ちで成長していったのかなど。

スポットライトがあたらないのは何も兄弟たちに限りません。

栄光を勝ち取った者の裏に負けて散っていった者たちが沢山いるわけですよね。

そういう者たちの生き方にも興味があります。

裏のドラマは本作ではほとんど描かれていませんでしたが、ギャビーの兄や姉や負けて散っていった他の選手の複雑な想いにもっと触れたくなりました。

映画『ギャビー・ダグラス ストーリー』の考察

挫折を経験し「辞めたい」と母に弱音を吐いたシーンは考えさせられる・・・

ギャビーの選手人生も順風満帆ではありませんでした。

ケガをしてしまい、それにより練習できず、結果がだせず・・・という悪循環が生じていました。

それでも応援してくれているコーチや家族のために結果を出さなければならないという重圧に耐えかねて「辞めたい」とこぼします。

その言葉を聞いた、母親がどういった反応をするのかとても気になりました。

で、母親は間髪入れずに、・・・・言いました。

一瞬意外な気もしましたが、冷静になって考えてみるとそうなるよねと思いました。

どんな反応だったかは観てのお楽しみということで・・・

そこで、私は人生のレールを連想しました。

一度乗ってしまったレールからなかなか人は降りられないんですよね・・・それが、たとえいい結果を伴わないものであっても・・・

たくさんの時間を費やし、たくさんの人の期待の上に成り立っているレールなんですよね。

ギャビーにもレールがもうできてしまっていたんだなぁと思いました。

母親の”間髪入れずに”が、それを物語っているようです。

彼女の場合は結果が伴ったわけですからよかったわけですが・・・

私たち一般人はそのレールによって苦しめられることもあるのではないでしょうか。

仕事だったり、家族だったり・・・・自分の人生が敷かれてしまっている状況。

レールに沿って進む人生に疲れたら、そっと降りてまたちがう人生を歩みだせる・・・そういう社会になればいいなぁなんて改めて思った次第です。

ギャビー・ダグラスが金メダルをとれた大きな要因は?

ギャビーが金メダルをとれた要因は、才能や努力や環境などにあると前述しました。

そこを、もう少しかみくだいて具体的に見ていくと、私たちが何かしらの目標を達成する上での参考ポイントになるのではと思ったので、書いていきたいと思います。

まず一つ目に、明確な目標設定を立て、逆算して日々努力していたことにあると思います。

コーチとギャビーがオリンピックまでのカレンダーを見て彼女だけのカリキュラムについて話していたシーンは私の中では印象的でした。

やはりオリンピックで金メダルをとるためには、この試合でまず結果を出す・・・この試合で結果を出すためには、日々のメニューは・・・今日のメニューは・・・という可視化されたわかりやすい説明。

年齢とある程度の経験を重ねた今では、このような指導方法が正しいと分かりますが、学生時代は全く分かっていませんでした。

だから、正しい指導の下で明確な目標を掲げて日々努力できたギャビーは幸運であったとも思いますね。

二つ目は、イメージトレーニング、略してイメトレですね。

ギャビーは幼少期から表舞台にでてキラキラしている自分をイメージしていました。

彼女の頭に描くイメージがその後の彼女の原動力になっているのでしょうね。そして、素晴らしい結果を残せたのも・・・

コーチの指導の中では、あまり出てこなかったと思いますが、きっと試合の直前期もイメトレしていたんじゃないでしょうか。

フィギアの羽生選手や体操の内村選手もイメトレを大事にされているようですしね。

自分ならできるという暗示がいい結果を生むというのはよく聞く話なので、これからの人生に取り入れてみたいものですね。

三つ目は、コーチや母親が前向きであったことですね。

めちゃくちゃこれは大事ですね。

ギャビーは体操スクールに通っていた当初のコーチが否定的であると愚痴っていました。

本人のやる気をそぐコーチから離れて正解・・・ギャビーは正しい選択をしたと思います。

自分の才能を引き延ばし、励まし、褒めてくれるコーチと出会えたギャビーは幸運でしたね。

母親の存在も大きかったと思います。

試合でそんなに勝てていない段階で、落ち込んでいたギャビーに母親は、「こんな部屋に泊まれるなんてすごいわ」との励ましをしていました。

高みを目指す娘にかけた母親の言葉が、日々の積み重ねによるご褒美を得ることも楽しいのよと娘に教えてあげているようであったかい気持ちになりました。

試合での結果を動かすことができないのであれば、少し視点を変えて褒めてみる・・・母親の愛が感じられたシーンでした。

以上のような、要因は大きく金メダルに貢献したと思います。

まとめ

オリンピックで金メダルをとる人なんてすごすぎて、遠すぎ・・・

もちろん、嫉妬の対象にもなりません。

でも、この映画を通して、私たちに勇気をくれるし、目標達成する上での大切なことを教えてくれている気がします。

闘志がみなぎってくる・・・とはならなくても、少し頑張ってみようと思わせてくれるのではないでしょうか。

彼女の不屈の精神でもって手にした金メダルへの過程をぜひ観てみましょう。

以上

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