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アン・ハサウェイ主演!映画『ワン・デイ 23年のラブストーリー』ネタバレなし感想・考察~何気ない日々がこんなにも愛おしい

2021年6月12日

今回は、アン・ハサウェイ主演、映画『ワン・デイ 23年のラブストーリー』(2012年公開、日本)。

興味がある人

恋愛映画でオススメある?

恋愛っていろいろな形があるけど、私は長い年月をかけて紡いでいく系が好きかも・・・
長ければ長いほどいい!!
くっついたり、離れたり、そしてまたくっついたり・・・行き当たりばったりの恋愛だったら嫌だけど、きちんと二人で出した答えが離れることだった場合はそれはそれで賢い選択であり感動的な人生の一場面だったりすると思うし・・・

モモセ
興味がある人

なるほどね!!
じゃあ、長いスパンで描かれているので何かある?

『ワン・デイ 23年のラブストーリー』はどうかな?

モモセ
興味がある人

タイトルからして長い!
これだけの長さだと、出会って、離れて・・・いろいろあったんだろうなぁと想像するよね。
みどころなんかも教えて欲しいなぁ。

映画『ワン・デイ 23年のラブストーリー』作品情報

映画『ワン・デイ 23年のラブストーリー』のあらすじ

1988年7月15日、大学の卒業式の日、エマ(アン・ハサウェイ)とデクスター(ジム・スタージェス)は出会った。

同じ大学だったものの、二人は初めて会話をした。

二人はその日のうちに意気投合・・・そして、親友としてこれから仲良くしていこうということになった。

その後も二人は友人関係を続けていたが、本当のところはデクスターに恋焦がれていた。

1992年7月15日ふたりだけの旅行に・・一線を越えそうで越えそうで・・・

1996年7月15日、二人は久しぶりに会ったものの、想いとは裏腹に二人はぎくしゃくしてしまう。

2000年7月15日デクスターはシルヴィと授かり婚をすることに・・・エマは祝福するも、デクスターへの想いは増すばかり。

このまま、親友という関係を二人は維持できるのか?はたまた・・・

映画『ワン・デイ 23年のラブストーリー』の予告動画

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映画『ワン・デイ 23年のラブストーリー』のネタバレなし感想

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(C)2011 Focus Features LLC. All Rights Reserved.

アン・ハサウェイについて思うこと。

毎度思うことだけれど、キュート&ビューティーなアン・ハサウェイ
圧倒的な存在感はどんな役であっても健在ですが、ラブストーリーの中の彼女はそれはそれは格別です。
男の前でも大胆不敵に装い弱みをみせまいとする感じとは裏腹に時折みせる屈託のない笑顔・・・・まさしく男だけでなく女をも虜にさせる魔法
そんな魔法にもちろん私もかかってしまいました。

エマ(アン・ハサウェイ)とデクスター(ジム・スタージェス)の友達以上恋人未満の関係は、観ている私たちからしたら、じれったくてはがゆいのだけれど、その一線を越えないでいる意思の強さみたいなものを彼女からは感じることができたところがよかったのかなぁと。
やはり浮ついた流れに身をまかせる女性だと男性からしてもどんなに美人で可愛くても嫌だろうし・・・
まあ結局一線を越えまいとした彼女だったのだけれど・・・という展開はここでは控えて、彼女の芯の強さ、意思の強さが軸になって、その軸がゆらりゆらりとうごめく感じが本作のみどころであり、エマを演じるアン・ハサウェイの魅力といったところなんじゃないでしょうか。
素っ裸で二人して海に飛び込むシーン・・・開放的でかつ危ういなぁ・・・芯がかなり揺れ動くシーンです。必見!

7月15日を切り取った23年間が斬新でかつ素敵!

本作は恋愛ストーリーにして、演出がとても斬新
7月15日という日だけを切り取って主人公のエマとデクスター二人の人生模様を追いかけていくというもの
この発想すごく好きですね。
5年ダイアリーで、5年間の同じ日を同じページにつづる・・あれと同じですね。

1988年7月15日に二人は、大学の卒業式を迎え、その日、初めて話した。そして、一線を越えそうになるものの抑えてよき友として付き合っていくことにする。
初めの7月15日は一緒にいたのだけれど、二人は恋人未満の関係だから一緒にいる7月15日もあれば、一緒にいない7月15日もあるし、お互い強がってる7月15日もあるし・・・色々な7月15日があるわけで・・・
それが、23年という長い年月でつなげることで壮大な二人の軌跡ができあがるんですよね。
二人の交錯する思いや足どり、成長が見て取れます。
会ってなくても、心ではつながっている関係だからこそ描けた軌跡
会っていないからこそ、相手への愛が浮き彫りになり描けた軌跡
映像美とともにストーリーがよみがえってきます・・・本当に素敵。

映画『ワン・デイ 23年のラブストーリー』の考察

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(C)2011 Focus Features LLC. All Rights Reserved.

印象深かったセリフ・・・『愛しているけど、もう好きじゃない』

「愛しているけど、もう好きじゃない」
久しぶりに会って、デクスターを抱きしめながら言い放ったエマの一言。


こんなこと、友達以上恋人未満という関係でしていう言葉ですか!?
もうそんな関係ではないじゃない!!と思いました。
だって、愛していると好きではないは十分両立するけど、それって長年連れ添ったパートナーや夫婦の関係・・もうそれはそれは深い間柄から生まれてくる言葉じゃないですか!!



気になるなぁくらいの好意を抱いている異性と時間をある程度共有すればだいたい好きという感情は芽生えてくるものですよね!?これは、あくまで私見ですが・・・
で、好きだけであれば、離れれば心は離れていっててやがて好きじゃなくなるのが、人の性
でも、本気の愛してるは、離れていても消えるものじゃない
もう好きじゃないという言葉がさほどの意味をなさないところまできている関係というふうに私は解釈しました。



でも、○○だけど、○○と表現するとき、後者の○○の方が主に主張したい部分と一般的には考えられていることからすれば『好きじゃない』ことを言いたかったのか!?いや、これはエマのへそ曲がりを隠し損ねてしまったうっかり言葉!?なんて色々考えたりして・・・真相は分からないですが。



本作品の中で、なぜ愛せたのかについて深く踏み込んだ描写がされているわけではないのですが、この『愛しているけど、もう好きじゃない』という言葉・・・エマの本心から出た言葉だと思います。二人のまだ見ぬ人生模様を物語っているようでとても重く印象深い言葉だと感じました。

なんで付き合わないの?という疑問を深堀りしてみる!

エマ(アン・ハサウェイ)とデクスター(ジム・スタージェス)、何でも話せる関係なのになんで付き合わないの?って思ってしまいますよね。
素直になっちゃいなよ!素直にならないと後々後悔するよ!と視聴者としては言わずにはいられません。

恋愛に関しては当事者同士の問題・・とはいえ、自分の気持ちに正直になれないという以外に付き合わない理由が何かあるのではと思い、少し考えてみることにします

まず第1に、他の人も見てみたいからというないもの見たさがあるから。
幼馴染や初めて仲良くなった人と一緒にいるのはどうも・・・というのはあるのではないでしょうか。
井の中の蛙状態の自分が世間からどう見られているのかを気にするあまり一緒になることを避けてしまうのもあるでしょうし、もっと他にいろいろな人を知りたいと思う好奇心みたいなのが上回ってしまう場合もあるでしょうしね。
でも、結婚するならまだしも・・・付き合うぐらいならねぇ。

本作の場合、エマは前々からデクスターのことを気にかけていたようだし、付き合う前から他の人をみたいからまだ付き合わないというのはちょっと変ですよね。

第2に、一度付き合ってしまうと、別れたとき友達になれなくなるから。
恋人関係に一度なると、別れた時、二度と会えなくなる可能性はらんでいまよね。
でも、そんな先のことまで考えますかね?
先のことを考えて本能を制御できるのでしょうか?
本能に勝るなにかが本能を制御しているとしか思えませんね。

本作の場合、エマは作家志望で妄想することや先を見通す力に長けていたのかもしれません。好きだけど、相手(デクスター)はチャラ男っぽいしたぶん付き合っても早々別れてしまうだろうからいっそのこと・・・
二人の心の中を読むことはできませんでしたが、たとえ先々の別れを予期していたとしてもそれだけで抑える恋ってあるのでしょうか。

第3に作家志望のエマの人生観から
エマはずっと作家志望でした。
人生経験を増やして、色々な人に出会うために、恋愛をセーブして。
作家になりたいなら、色々な人生経験をした方がいい。。結婚しない方がいいなんて聞いてこともあります。

本作でエマは、作品作りの糧となるような生き方をするために、好きな人とずっと一緒にいるという選択は好ましくないと思っていたのかもしれません。でも、現実コメディアンのイアンとエマは早い段階から一緒に暮らし始めているので、なんともいえませんね。ただ、イアンのことをエマが愛していたかといえば甚だ疑問が残る感じに映ったので同棲が色々な人と付き合うための障害になるとまでエマは思っていなかったのかもしれません。

第4に、相手への思いやりから。
相手を思いやることができることが愛情で、時には離れることも愛情でありますよね。
相手の人生を考えたときに自分が今相手のそばで支えることは適切ではないと思えることもあるのではないでしょうか。

本作でエマもデクスターもお互いを尊敬している関係でした。
人間的にもそうなんだろうけど、仕事面でも。
二人ははじめて語った晩にこれからの人生にワクワクがとまりませんでした。
エマは作家志望、デクスターはテレビ業界志望と違ったフィールドで活躍することを夢見る二人がお互いの邪魔をすることなくお互いを陰ながら見守るという選択をとったということではないでしょうか。
人生の航海がはじまろうとしている二人にとって良き選択だったのかもしれません。
仕事柄近しい人と付き合った方が上手くいくと思ったのもあるでしょう。
こう考えると、エマがイアンと一時期一緒になっていたことは合点がいきます。

最後に・・・
大きな目標や夢に向けて歩き始めたとき、たとえ大好きな相手であろうと離れるという選択をすることは珍しくないと思います。でも、愛しているのであれば、また一緒になって人生の航路を進んでいくべきなんでしょうね・・・手遅れになる前に・・・つくづく思った次第です。

映画『ワン・デイ 23年のラブストーリー』~関連映画を紹介します!

アン・ハサウェイの恋愛映画!!

本作品のアン・ハサウェイ、知的で美人でキュートで・・・
彼女の魅力が余すことなく発揮されていた作品でした。
彼女の作品は、恋愛映画以外にもいろいろあります。
『プラダを着た悪魔』『マイ・インターン』などのお仕事系の印象も私の中では強いです。

でも、本作品のアン・ハサウェイを観て、もっと彼女の恋愛映画を観たいと思われる方多いと思います。

なので、アン・ハサウェイ恋愛映画を!
ズバリ、映画『ラブ&ドラッグ』です。
こちらは、アンちゃんめちゃくちゃ大胆で脱ぎっぷりがすごいです。
ぜひ、まだの方は観てみてくださいね。

モモセ


💛映画『ラブ & ドラッグ』の詳細はコチラ⤵💛

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長い時間かけて愛を紡ぐ映画!!

長い時間をかけて愛を紡いでいく映画はとても壮大で美しいですよね。
ずっと一緒にいることだけが愛ではないわけで・・・
人生を振り返ることは、二人の関係を振り返ること。
私はこの手の映画が大好きです。
みなさんはどうですか?

というわけで、本作と同じく長い時間をかけてじっくりことこと愛がテーマの作品を紹介します!
映画『あと1センチの恋』、映画『君に読む物語』かな・・・
まだの方はぜひ。

モモセ

💛映画『あと1センチの恋』の詳細はコチラ⤵💛

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まとめ

いかがだったでしょうか。

映像美とともに美しい二人のラブストーリーにどっぷりつかって感動を味わってみるのもいいものです。


何気ない日々が愛おしい・・愛おしい日々でできた愛の結晶は誰からも邪魔されず壊されることはない。

⤴本作品を観た私の感想です(^_-)-☆

みなさんは、どんな感想をもつのでしょうか?

ぜひ、この機会にご覧ください。

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